地域要因

国道185号沿いに商業拠点が移行しており駅前通りの商業地としての需要は依然低迷。

地域要因の将来予測

価格決定の理由

当地域は駅前通りに旧来からの日用品を販売する店舗等の見られる商業地域である。事業者向けの賃貸物件はほとんどみられず、収益性が取引の目安とされることはなく、自用目的での取引により価格が形成されている。比準価格は同一需給圏内の類似地域内の取引事例から求めており説得力の高い価格である。よって、収益価格は参考にとどめ、周辺公示価格との均衡と市場の需給動向にも留意して、比準価格を採用し、鑑定評価額を上記のとおり決定した。

地域要因

地域の高齢化、過疎化が進み、閉鎖した店舗も増加傾向であり、商業地需要が極めて弱く、地価は下落傾向で推移。

地域要因の将来予測

河内町の中心商業地であるが、今後も人口の高齢化及び過疎化が進んでいくと思われる。商業地としての需要は依然として低迷しており、住宅地との格差は縮小していくものと予測される。

価格決定の理由

当該標準地の存する地域は、自用の店舗等を主とする旧来からの商業地である。公共施設等が近接する比較的利便性の高い地域であるが、高齢化及び過疎化に伴い商況は低迷している。閉鎖した店舗も増加し、賃貸需要に乏しく、市場が成立していないため収益還元法は非適用とした。よって、主たる需要者の観点から、市場の実態を反映した比準価格を標準とし、周辺不動産市場の動向等からの検討を踏まえ、鑑定評価額を上記のとおり決定した。

地域要因

高台の区画整然とした優良な住宅地域であるが圏域の人口は微減傾向にあり、高齢化が進行し地場産業は低迷している。

地域要因の将来予測

一般住宅等が建ち並ぶ高台の住宅地域であるが、安芸津町内の人口世帯数減少、高齢化等により、今後も地価は弱含みで推移するものと予測する。

価格決定の理由

上記のとおり比準価格のみを得た。当標準地の存する地域は安芸津町市街地周辺部の高台に位置する傾斜のある住宅団地である。中心部への接近性がやや劣るため需要もないことから、周囲に共同住宅等の賃貸物件は見受けられず、自用目的での取引が中心である。従って、前年価格とのバランス等を踏まえ、一般的要因・地域要因の将来動向等総合的に勘案して比準価格を採用し、鑑定評価額を上記のとおり決定した。