福島県相馬市中村字大町22番(相馬駅エリア)の不動産鑑定評価書(2017年01月01日地価公示)


39,400円

2017年01月01日に行った福島県相馬市中村字大町22番の不動産鑑定評価の結果、該当不動産の地価を39,400円/㎡としました。

福島県相馬市中村字大町22番の地価推移のグラフ

不動産鑑定結果

調査基準日2017年01月01日
所在及び地番福島県相馬市中村字大町22番
住居表示 
価格39,400円/㎡
交通施設、距離相馬、800m
地積208㎡
形状(1.0:4.5)
利用区分、構造建物などの敷地、W(木造)2F
利用現況店舗兼住宅
給排水等状況ガス・水道・下水
周辺の土地の利用現況店舗兼住宅の中に銀行等が混在する既成商業地域
前面道路の状況北7.8m国道
その他の接面道路 
用途区分、高度地区、防火・準防火商業地域、準防火地域
建ぺい率、容積率80(%),400(%)
都市計画区域区分(都)都市計画区域
森林法、公園法、自然環境等 

岩城恭子氏による調査レポート

不動産鑑定士岩城恭子
価格39,300円/㎡
個別的要因間口が狭く奥行が長い形状は近隣地域において標準的であるが、需要者の選好性は低下している。
地域要因既存商店街から郊外型大型店への顧客流出傾向が続き、土地需要は依然として回復していない。
地域要因の将来予測特段の活性化材料は認められず大型店への顧客流出や後継者不足等の構造的要因により今後も商況の停滞が続くと予測する。地価は背後の住宅地価格とほぼ同水準まで下落しており、底値圏で推移するものと予測する。
市場の特性同一需給圏は相馬市を中心に南相馬市を含む商業地域又は混在地域で、主な需要者は地元事業者や被災地域からの事業者等である。商店街では震災前から大型店への顧客流出や後継者不足等により商況が停滞していたが、震災によって店舗の閉店が加速した。復旧・復興事業に伴う経済効果は一部の飲食店等に留まり、商店街の地価反転の原動力になるまでには至っていない。商業地の取引は少なく、需要の中心となる価格帯は見いだせない。
一般的要因個人消費は回復しつつあり、雇用・労働も改善、景気は回復基調にあるが、商業地の需要回復には結びついておらず、地価下落が継続している。

安彦一氏による調査レポート

不動産鑑定士安彦一
価格39,400円/㎡
個別的要因標準的な画地であり、個別的要因には変動はない。
地域要因郊外大型店等への顧客流出傾向が続いており、土地需要は依然として低調である。
地域要因の将来予測現況のように大型店等への顧客流出が、今後も続くものと予測する。地価は、地域経済の回復傾向とは一致せず、下落傾向がしばらくは続くものと予測する。商業地と住宅地との価格差は無くなりつつある。
市場の特性同一需給圏は相馬市を中心に南相馬市を含む商業地域および混在地域で、主たる需要者は地元事業者や被災地域からの事業者等である。圏内では震災による店舗の閉鎖等があり、商況の低迷が続いている。復興事業等に伴う経済効果は飲食店等の一部には認められるものの、地元企業の復興には未だ至っていない状況にある。商業地の取引は依然として少なく、需要の中心となる価格帯は見いだせない。
一般的要因住宅地に対する需要は引き続き認められるものの、既成市街地内の商業地に対する需要は殆ど無く、地価下落が継続している。

環境情報

地形・地質

三角州性低地

河川の土砂が河口付近に堆積して形成された平野部分であり、長期スパンで見れば洪水の被害に合うリスクの高い地域である。 また、地震に対する地盤の強度も十分ではない。 農業用地として優れているが居住には耐えない。 このような土地を開発してリスクを十分に説明せずに居住用に販売する会社が存在することは嘆かわしいことである。

「国土交通省 地震に対する地盤の安全性 地形分類の評点」:2点(5点満点中)

土地利用・植生宅地
黄砂エアロゾルPM10の飛散は国内においては比較的少ない。PM2.5の飛散については特に少ないというわけでは無いため対策が必要。
緯度・軽度東経 37度7975965
北緯 140度9223166

参考:該当物件周辺マップ

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参考:近隣駅の地価相場

相馬駅(地価相場 40,100円/㎡)

引用

国土交通省鑑定評価書
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