地域要因

町の規模と比較して引続き土地取引は比較的多く、根強い土地需要があるが、人口減少により地域的には衰退傾向が続いている。

地域要因の将来予測

大田市中心市街地の北東部に位置する古くからの既成住宅地域であり、特段の地域的な変動要因はない。人口減少や高齢化等による衰退傾向を反映して、地価水準は当面緩やかな下落傾向で推移するものと予測する。

価格決定の理由

比準価格は同一需給圏である久手町内の五つの取引事例から求めた価格であり、市場性を反映して規範性が高い。収益価格は、賃貸事例の収集が困難であり適用できなかった。実証的で規範性の高い比準価格を基礎に、地域の衰退傾向等の一般的要因をふまえ、上記の通り鑑定評価額を決定した。