岩手県釜石市鈴子町2番3(釜石駅・小佐野駅エリア)の不動産鑑定評価書(2017年01月01日地価公示)


56,900円

2017年01月01日に行った岩手県釜石市鈴子町2番3(岩手県釜石市鈴子町4−7)の不動産鑑定評価の結果、該当不動産の地価を56,900円/㎡としました。

岩手県釜石市鈴子町2番3の地価推移のグラフ

不動産鑑定結果

調査基準日2017年01月01日
所在及び地番岩手県釜石市鈴子町2番3
住居表示鈴子町4−7
価格56,900円/㎡
交通施設、距離釜石、220m
地積87㎡
形状(1.0:2.0)
利用区分、構造建物などの敷地、W(木造)2F
利用現況店舗
給排水等状況ガス・水道・下水
周辺の土地の利用現況店舗、ホテル等が建ち並ぶ国道沿いの商業地域
前面道路の状況南西20.0m国道
その他の接面道路 
用途区分、高度地区、防火・準防火商業地域、準防火地域
建ぺい率、容積率80(%),400(%)
都市計画区域区分(都)都市計画区域
森林法、公園法、自然環境等 

城石雅彦氏による調査レポート

不動産鑑定士城石雅彦
価格56,900円/㎡
個別的要因特別の変動要因はない。
地域要因東部地区には、平成26年3月にイオン釜石店がオープンし、周辺部の開発期待感が高まっている。釜石駅前では昨年3月に新しくホテルが開業した。
地域要因の将来予測当該地域周辺は、津波の被害を免れた駅に近い小規模な事業所店舗等が中心の商業地域である。復興事業の進展から東部地区を中心に商業地の宅地供給が進み、地価は横ばい傾向で推移している。
市場の特性同一需給圏は、中心部の商業地域一円で、特に鈴子町・中妻町地区等との代替性が強く、需要の中心は事業所店舗等を営む中央資本や地縁性をもった個人・法人等の事業者である。震災による極端なスティグマは薄れており、浸水地域での取引が増えている。当該地域東方の東部地区では復興事業関連の大規模商業施設が立地しはじめ、周辺部の土地需要が増えている。画地規模は様々であるが、土地値は1㎡当たり5∼6万円程度が需要の中心となっている。
一般的要因「釜石市復興整備計画」等の土地利用計画による復興に向けた具体的な動きが進捗しているが、地域によるバラツキも認められる。

畠山順氏による調査レポート

不動産鑑定士畠山順
価格56,900円/㎡
個別的要因地域内の標準的画地であり、市場競争力に影響を及ぼすような格別の要因はない。市場競争力は普通程度である。
地域要因商業エリアの東部地区への広がりが見られ、立地条件等により当該地域においても一定の土地需要が認められるが、地価は横這い傾向で推移している。
地域要因の将来予測店舗、事務所等が混在する釜石駅に近い商業地域である。地域要因に格別の変動要因はなく、当面は現状を維持するものと予測する。地価は、需給動向等を反映して概ね横ばいで推移するものと予測する。
市場の特性同一需給圏は、釜石市の中心部及びその周辺に存する商業地域と判定した。典型的な需要者は、地縁的選好性を有する個人事業者及び県内外の法人等である。復興整備事業等の進展とともに浸水地域における取引も増加しつつあり、大規模商業施設やホテル等の開業等により、商業エリアの東部地区への広がりが見られるが、ここに来て地価は落着きつつある。土地取引においては、画地規模や用途の多様化により需要の中心となる価格帯を把握することは困難である。
一般的要因沿岸市町村においては、復興に向けた各種事業の進捗状況に応じて活発な土地取引が行われてきたが、ここに来て需要は落ち着きが見られる。

環境情報

地形・地質

扇状地性低地

谷の出口など、河川流域の扇状の平地のことである。土地開発は非常に容易であり、造成地の地盤は一般的利用に耐えるものである。 地形性質上洪水や土石流の危険がある地域であり、上流のダム決壊や歴史的豪雨等、数十年から数百年に一度レベルの災害が発生した際には被害地域となる恐れがある。

「国土交通省 地震に対する地盤の安全性 地形分類の評点」:3点(5点満点中)

土地利用・植生宅地
黄砂エアロゾルPM10の飛散は国内においては比較的少ない。PM2.5の飛散については特に少ないというわけでは無いため対策が必要。
緯度・軽度東経 39度2730326
北緯 141度8706703

参考:該当物件周辺マップ

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岩手県釜石市甲子町第13地割231番2外岩手県釜石市中妻町2丁目156番1外岩手県釜石市大渡町1丁目56番2岩手県釜石市大只越町2丁目10番

参考:近隣駅の地価相場

釜石駅(地価相場 47,150円/㎡)小佐野駅(地価相場 54,050円/㎡)平田駅(地価相場 55,000円/㎡)

引用

国土交通省鑑定評価書
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