41,400円
2017年01月01日に行った岩手県下閉伊郡山田町長崎2丁目6番9外(岩手県下閉伊郡山田町長崎2−6−29)の不動産鑑定評価の結果、該当不動産の地価を41,400円/㎡としました。
調査基準日 | 2017年01月01日 |
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所在及び地番 | 岩手県下閉伊郡山田町長崎2丁目6番9外 |
住居表示 | 長崎2−6−29 |
価格 | 41,400円/㎡ |
交通施設、距離 | 長崎四丁目停、90m |
地積 | 307㎡ |
形状 | (1.0:1.5) |
利用区分、構造 | 建物などの敷地、S(鉄骨造)3F |
利用現況 | 店舗兼住宅 |
給排水等状況 | ガス・水道・下水 |
周辺の土地の利用現況 | 小売店舗、事務所、一般住宅が混在する商業地域 |
前面道路の状況 | 北西16.0m町道 |
その他の接面道路 | |
用途区分、高度地区、防火・準防火 | 第一種住居地域 |
建ぺい率、容積率 | 60(%),200(%) |
都市計画区域区分 | (都)都市計画区域 |
森林法、公園法、自然環境等 |
不動産鑑定士 | 吉田勇光 |
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価格 | 41,400円/㎡ |
個別的要因 | 格別な変動要因はない。 |
地域要因 | 川向町で共同店舗棟「オール」がオープンした(H28.11)が、土地区画整理事業は平成29年末までかかる見込み。 |
地域要因の将来予測 | 震災後店舗の割合が増加した地域で、空区画も減り概ね熟成している。被災した中心部の商業地が完全復旧するまでは商住混在の現環境を維持すると予測する。土地取引は減り、地価は横這い傾向で維持すると予測する。 |
市場の特性 | 同一需給圏は山田町内の商業地域及び商住混在地域一円であり、需要者は未だ津波等被災した事業者、居住者らが中心である。中心部の山田地区では土地区画整理、また防災集団移転促進事業が行われているが、他地区に比し時間を要しており、一部商業エリアが再開したものの街路等整備が追いついていない。地価はやや高値安定の状態で、土地は300㎡前後で、総額1200∼1300万円程度のものが取引需要の中心と判断される。 |
一般的要因 | 震災以降、一貫して人口減少が続く。復興整備事業による町全体の宅地供給充足は平成30年度までかかる見込みである。 |
不動産鑑定士 | 大下智 |
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価格 | 41,400円/㎡ |
個別的要因 | 個別的要因に変動はない。 |
地域要因 | 商業地としての取引はあまり見られないが、周辺地域を含め未だ移転需要が継続している。 |
地域要因の将来予測 | 中心部に近い商住混在地域で、浸水被害が比較的軽微であったため、店舗等の再開等がいち早く行われた地域である。復興事業による中心部商業地域が復旧するまでは現状のまま推移するものと予測する。 |
市場の特性 | 同一需給圏は山田町の商業地域及び商住混在地域一円である。主たる需要者は未だ町内被災事業者及び被災者で、町外からの転入者は少ない。近隣地域は商住混在地域であるが、商業地としての取引は少なく、周辺背後地域を含め住宅再建需要が主流である。町中心部において津波被害が軽微であった稀少性を背景としてかつては高値取引も散見されたが、現在は落ち着いている。土地は300㎡、1200万円前後が需給の中心価格帯である。 |
一般的要因 | 全国的な景況感の改善や復興事業等により立ち直りつつあるが、人口は大幅に減少しており、先行きは厳しいものと予測する。 |
地形・地質 | 扇状地性低地谷の出口など、河川流域の扇状の平地のことである。土地開発は非常に容易であり、造成地の地盤は一般的利用に耐えるものである。 地形性質上洪水や土石流の危険がある地域であり、上流のダム決壊や歴史的豪雨等、数十年から数百年に一度レベルの災害が発生した際には被害地域となる恐れがある。 「国土交通省 地震に対する地盤の安全性 地形分類の評点」:3点(5点満点中) |
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土地利用・植生 | 宅地 |
災害リスク:津波 | 津波浸水範囲(昭和8年(1933)+昭和35年(1960) 三陸大津波+チリ地震津波) 過去の周辺地域の津波被害の確認が必要。 |
黄砂エアロゾル | PM10の飛散は国内においては比較的少ない。PM2.5の飛散については特に少ないというわけでは無いため対策が必要。 |
緯度・軽度 | 東経 39度4629718 北緯 141度9470165 |
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国土交通省鑑定評価書
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